介護士が将来性のある職業である理由

介護士と利用者様 介護士 介護

介護士は転職に困らない

このサイトに来てくれたあなたは、もしかしたら現在介護士をしているか、これから介護の仕事をしようか悩んでいる人ではないかな? と思います。
現在、介護を仕事にして働いている人は、もしかしたら自分で気付いていないのかもしれませんが、イキイキしているし、キラキラして見えますよ本当に。

現在は休職している私ですが「よくあんなに頑張ってたな~」と思います。
昔から言われているように、介護士は「日本の職業ランキング」で、下から見た方が早く見つかる仕事です。3Kのキツイ・汚い・危険と聞いて「あ~……(納得)」ってなりますよね。

それを分かってるくせに将来性が有るとか、どういう話だよ?」って思いますよね。

結論から言うと、介護士は全国的に引くて数多で、数が全然足りていないからです。

まず介護系の仕事は3Kだという前に「大変な仕事だ」ということは、大体の社会人が知っています。
長年勤めていた経歴が有れば、忍耐力が有ると思われますし、他の職種に転職する際も人事部から「面接で話を聞いてみたい」と思われる確率は上がります。

現在、ギリギリの職員数で業務を回している事業所は「とにかく良い人に早く来て欲しい」と考えていると思いますが、この「良い人」って介護の能力ではありませんよ。

利用者様を大事にして、職場の先輩同僚といさかいを起こさず、仕事を真面目に続けてくれそうな人のことです。
でも、そうゆう人って介護にかぎらず、どんな職種でも大事にされるし「ずっと居て欲しい」と思われるはずなんですよね。

この情報化社会にPC使えなくても良い(使えた方が勿論良いけど)
介護士の資格が無くても良い(有った方が有利だけど、入社してから取得で全然OK)
学歴関係なし。18歳~60歳まで応募可能(65歳で働いている人もいる)
必須なのは時間を守る事と、体力と精神力(ここが重要)

最後の体力と精神力がかなり重要なのですが、それでも介護職ってハードルが低いと思いませんか!?

介護士の対人関係スキル


突然ですが、あなたは自分の魅力を、言葉にして相手に上手く伝えることが出来ますか?

介護を仕事にしている人は、総じて人間が好き。他人の気持ちを考える能力があるのです。
これは、あなたの魅力の一つだと思いますが「私は人間が好きです」と言う機会なんて、面接でもなかなか無いと思います。
しかしあえて言葉にしなくても、介護士をしていた人なら優しい人かもしれないと勝手に好印象を持ってもらえる可能性が高いのです。

勿論、中には「他の仕事が決まらないから、仕方なく介護の仕事をしている」という人も確かに居ます。でも、そういう人は長続きがしないので、短期間で違う職場や、違う職種へ変わります。
介護士を半年以上続けている人で「他人が嫌い。自分の事しか考えていません」という人は、まず居ません。

介護老人福祉施設や訪問介護で勤務している介護士は、おじいちゃん・おばあちゃんを嫌いではないし、大変そうな利用者様が入居するなら「どうにかして懐に入ろう」と職場のチームで知恵を絞ります。

なぜ懐に入りたいか?

自分以外の職員がいない時間帯、夜勤中に事故を起こさないためです。
ドライな答えでごめんなさい。でも、本当にそうなんです。

利用者様だけでなく「嫌いな同僚とは話をしない」という人はどの職種にも居るし、私の元職場にも居ました。
人によって差はあると思いますが、他人を嫌いで居続けるにはパワーを使いますし、ストレス値が上がります。
ストレス値が上がればイライラするし、介護者がイライラしていたら、当然利用者様も不穏になりますよね?

そうなれば、介護事故を発生させるリスクが高くなります。
介護士の仕事をしていれば、転倒などの介護事故はつきものです。
まっとうな介護施設と介護士ならば、介護事故は起こしたくないと思うのが当然で「出来るだけリスクの低い状態で仕事をしたい」と考えるのは自然なことでしょう。

つまり、介護士の経験が長いということは、おのずとリスク回避能力が高くなっているということなのです。

介護士はキラキラ職ではない

上の章で「おじいちゃん・おばあちゃんを嫌いではない」と書いたのには、実は理由が有ります。
私、月(つき)は元介護士ですが、高齢者だから好きとか嫌いとか考えたことは一度もないからです。

私とは違い、現在は障害者福祉サービス事業所で勤務している元同僚は「子供が好き」とハッキリ言っていました(そして私の勤務していた施設から、爽やかに転職して行きました)

よく居ますよね「○○ちゃん(利用者さん)可愛い、大好き!」って言う介護士。
私が勤めていたグループホームの先輩がそうでした。
利用者様は基本的に名字呼びをしなくてはいけない事は、介護士ならば全員一度は習っていますよね。
でも、その先輩は「あえて」名前で呼んでいたようです。

名前で呼んだら、笑ってくれるねん!

と話していたような記憶があります。
その先輩はケアマネージャーの資格を取って退職して行きましたが、見た目からしてキラキラしていました。
冒頭でお話したキラキラではなくて、化粧品類のキラキラ。
利用者さんが失禁したら「イヤー、汚い!」と利用者さんの目の前で言っていました。

あの先輩は、今どうしているのか分かりませんが、懐かしい思い出です(遠い目)

色んな性格の利用者さんが居るし、当然職員の性格も色々です。
命をあずかる職場なので、普段大声を出さない私も職場では大声を出すこともあったし、同僚に嫌われた事もありました。
多分それは責任感だったのかなと、今では思います。

「介護事故の責任は負いたくない」
その気持ちも、正直に言うと有りました。
しかし、一番に考えていたことは「利用者様に痛い思いをさせたくないし、痛い思いをしている姿を見たくない」という事です。

やり方は違いますが、おそらく先輩もどうしたら利用者様の懐に入れるかな?と悩んで、出した結論が「○○ちゃん」だったのかも知れませんね。

介護士は転職に有利!?

なぜ介護士が転職で有利なのかというと、社会人が転職する理由の
第1位「給与が低い」第2位「社内の雰囲気が悪い」第3位「人間関係が悪い」なのです。
給与に関しては、入社前に面接で確認するし、社内の雰囲気は見学すれば「入社するまで全くわからない事」ではありません。

でも人間関係だけは、実際に話をしたり、一緒に仕事をするまで分からないものですよね?

どんな仕事であれ、人事に携わる人が困る事は「新入社員が、入社してすぐに辞める事」なんです。
求人は無料ではないし、選考には時間がかかりますからね。
あなたが上司か先輩で、途中入社で入って来る社員が一定の社会経験が有って、前職で人間関係の構築に努めていたような真面目な人だと聞いたら、嬉しく思いますよね?

入社して直ぐに辞められるリスクも下がるなら、どの企業にとっても嬉しいことだと思います。

もしもあなたが現在介護士で、他の職場への異動や転職を考えているなら、罪悪感を感じる必要はありません。
悩んでいるとしたら、あなたは今までたくさん努力をしてきて、利用者様や同僚をサポートしてきたのだと思います。
その経験はすべて、あなたの強みであり、武器でもあります。
胸を張って、前へ進んで欲しいと思います。Hurray hurray!

介護士と利用者様

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